あの日の囚人 第十話
囚人が日々の労働を通して学んだこと、
あらゆる労働は尊いものだが、わずかに罪が混じっている。
どんな職業であれ…
そのことに気がつきだした。
労働は人間界では尊いものだ、
だが、天国では咎となるものであろうことを…!!
なら、エデンを追放した神は、人間にどうしろと言いたかったのであろう?
パンを口にするために畑を耕し小麦や大麦を栽培しろと…!?
その罪も、畑の罪も何の意図で罪が混じるのだろう?
もう人間のある種はその段階に来ている。
昔は単純に労働し、妻を愛する力を磨いたものはエデンに近づく。
その土地は不浄の土地から豊かな楽園に近くなる。
それでよかった。
だが、ある種の段階が来た。
労働の罪を神に問う資格が人間にあるのか!?
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