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2010年10月11日月曜日

『不思議というほどでもない建物』

ラジオ恐怖小説『不思議というほどでもない建物』



私は 24歳 女性 会社員


なんだかだるい。それに不安だ。疲れている。

何度も入ったこの建物。

疲れる… 家に帰って寝たい。

だんだんこの建物にいると不安になるようになってきた。

無意識のうちに階段を昇る。

初めてこの建物に来た時以来、登ったことはない。

目の前に広がる光景。

新鮮だ。前にここに来た時と全く別。

たちまち気分が晴れる。

不安な気分が消える。

勇気が出る。

二階に登っても無駄だと思ってたから登る気はなかった。

一階とはまるで異世界。

同じような商品が並んでいるとは思えない。

それでも、何度も来るとここもだるくなるのだろうか…



ラジオ恐怖小説を終わります

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