ページビューメ-ター

2014年1月9日木曜日

豪華コインランドリーへの道


豪華コインランドリーへの道




昭和40年代。
しなびたコインランドリー。
夜の1時半。
「おい、学生!豪華コインランドリーに改築してくれることになったぞ」
「ホントですか?よかったなあ。いや、ここ、きれいになったら彼女つれてこられますよ。オーナーのムオムオさんに頼んで造らせた、豪華コインランドリーですって」
「あなただけのコインランドリー、サザンクロスでっすてな。ただ、ムオムオさんに頭下げないバカだったらやめろ。サザンクロスが廃墟になるからな」
「もう、南斗水鳥拳とかいって、ソファに穴あけられませんよ」
「大丈夫、サンドバックとかパンチングマシンとか置くって、ほら、これが、パンフレット」
「ホントだ。マンガ図書館まである。なんですかこの液晶テレビって」
「なんか、紙みたいに薄いテレビらしいんだよ。今開発中の試作品どっ化から調達するんだろ」
「いや、いや、いや、あいわわらずポストの貯金箱ですか、しかもでかいですよコレ。普通のポストですよ」
「今度は金下ろせないの」


ムオムオ 「ごめん、予算オーバーの上採算取れない」

0 件のコメント:

コメントを投稿