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2014年4月4日金曜日

あの日の囚人 第五話

あの日の囚人 第五話

電車を待っていて男は気がついた。

「??小春日和のようだ。まえに電車を待っていたときは寒さと違う寒さにおそわれていたはずだ」

寒さと違う寒さ。

暴風が吹き荒れる。

なんなのか囚人にも不明だったが、監獄の中より致命的な嵐に見舞われていた。

「こりゃ快適だぞ」

まるでサロンかサウナでくつろいでいるかのようにプラットフォームでまっていた。

待たされているのに金を支払ってもいい心地だった…

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