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2014年7月15日火曜日

地球大地の変動






地球大地の変動







1


地球・日本

空の星がまたたいている。
異常にきらめき、雨粒のように星が落ちてきそうな気象だ。
おもちゃの望遠鏡でものぞけば手で星がつかめそうなくらいきらめいている。
あきらかに何かが変動していた。

天変地異の前触れか?
憶測は人それぞれだった。

祭りがはじまると予測し楽しみにしていた女子高生は悪天候を見て、中止だと赤いドレスを着たままチャリンコで友達の家につっぱしった。
ダリの絵さながらのチャリンコ少女だった。

夜中の9時ころ、坂道を二十歳を過ぎた男が猛スピードでチャリをこぎ突っ走っていた。
もしひとか車が来たらブレーキで止まれるのだろうか。
坂道の勢いも手伝ってチャリがぎしぎしいっているほどの速度だ。
比較的人通りの多い道路のわきに、コンビニにならない小売店があった。
男はそこにはいるとネクロスの要塞(食玩)が復刻して何箱か陳列してある。
奇跡のようだと手に取ると、ふた箱買いレジに持っていった。




2


地球・日本

タローが夜7時ころ、二階の子供部屋にいると、窓の外で車が止まる音がした。
「ああっ!?この未来のSFみたいな車のブレーキ音は!時空警察だ」

時空警察と地球人のやりとりはあまり出てこない。
一説によると、おもちゃや娯楽製品が宇宙一発達している地球人からコミックやプラモデルを輸入しようという計画が実行されているが、なかなか地球人はがめつくゆずろうとしないという。

「未来のソフトもいいけど、本体ごと欲しいぞ。こんどはなにをくれるんだ!?」



3



カーターとワトソンが地球に帰ってきた。
アメリカの空港で荷物を抱え、大勢の空港内の客の中道を急いだ。

「やっと帰ってきたぞ、カーター」
「ああ、さすがにこりごりだ」
「もうすぐだ」

マッハールとカーターは力の限り【聖人殺し】たちと戦い、勝利し、トマシーナと部落を守った。
カーターとワトソンはその後、徒歩でワンウリー城を目指して歩く。
疲労で倒れそうになるころ街が見えてきた。

「おい、ワトソン崖の下だ。みろよ」
「ええ、ああ、とうとう人家があるぞ。はぁはぁ、でもまた、回り道して下らなきゃないのか」
「そうだな、そんなまわりくどくもない、急ごう」

ワンウリー城で喉と空腹をうるおし、旅館のベットで休み、その後城のメリーサ女王におめどおりになった。

そこでは、リバーサイドドラゴンの話をきき、「前にいた友達」と同じように帰られるだろうと、メリーサが教えてくれた。
ふたりは感謝して、旅路にもどった。
川の水をがぶ飲みしていると、リバーサイドドラゴンがでてきて、そう苦もなくカーターとワトソンにタイムテレポートをかけてくれた。

地球にもどったが、そこはイングランドの海岸であった。
やれやれ…とも思ったが、かなりの精度でテレポートした。
リバーサイドドラゴンとメリーサに感謝しつつ、飛行機でアメリカにもどった。



4



何かが引き継がれ、なにかが変わろうとしていた。
地球の空も怯えるほどの変化は見られない。

相が読める易者などにしたら、サイクルのように時代が回転していると読むのかもしれない。

勝利を得るものは、決して第二の死から害を受けることはない。
だが、バリアをつきやぶる攻撃も少なからずある。

捕らわれぬものも過ぎ去る。

ペンは剣より強し、
だが、剣で殺されるべき者は、剣で殺される。

アロンの分身の一人がなんと地球にもいた…
そして…
時空警察特別防衛隊 ランクC
隊員ネオ
彼は、実はアロンの分身のひとりだった…








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