ページビューメ-ター

2010年10月10日日曜日

『罪人墓地』

ラジオ恐怖小説 罪人墓地




「肝試しをしよう!」フランクリンがそういった。

「夏だから、お墓とかに行きましょうか」フォローラがいった。

「普通のお墓じゃ面白くないから、罪人墓地にいってみよう」ジャクソンが決定した。

車に乗っての夏の夜のドライブは3時間ほどかかった。

車から降りて、罪人墓地の門を開け三人は中に入っていった。

三人は一応手を合わせると、ずかずかと中に入っていった。

突然、けたたましい笑い声があたり一面に響いた。

「囲まれているぞ!!」フランクリンが叫んだ。

ジャクソンは拳銃の撃鉄を起こした。

二、三十人はいそうな、ゾンビが三人を囲んでいた。

ジャクソンが拳銃をぶっ放すのと同時に、フランクリンも拳銃を撃った。

ガン・ガン・ガン!!

ゾンビの二、三体は頭部が木っ端みじんに砕け散った。

二人は銃を撃ち続けた。

ガン・ガン・ガン・ガン!!!

ゾンビは砕け散って倒れてゆくが、二人とも弾丸が切れた。

「畜生!!ばけものに喰われてたまるか!

ジャクソンは腰のサーベルを抜くと一体のゾンビの頭部を突きさし、

腹部に思いっきり蹴りを入れた。

「走れ!!自動車までたどり着くんだ!!

三人は車のあるところまで走ると、急いで車を発車した。

フォローラが後ろを見るとゾンビがものすごいスピードで追いかけてくる。

フォローラはバッグからダイナマイトを取り出すと、フランクリンに渡した。

フランクリンはジッポで火をつけると窓から後ろに放り投げた。

「アデュー」三人は言った。

BON!!

50年後

キャサリンはインターネットでおもしろい記事を見つけた。

「半世紀も前の記事よ!墓地爆破で有罪の三人組ですって、

しかも今じゃ爆破した墓地に埋葬されているらしいわ」

カルロスはいった、「その罪人墓地に墓参りにでも行ってみるか!」

おしまい

0 件のコメント:

コメントを投稿