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2015年3月29日日曜日

アガメムノン もしくはネクロポリス大戦記 (10)




アガメムノン もしくはネクロポリス大戦記 (10





1



ジュールの分析はこうだった。
簡単にマンデンブルー大佐を中心として会議をした。
ジュールはいった。
「ぼくはこう思うよ。もう戦争は始まっている。突入した。している。だけど、今始まったばかりでどちらの世界も体力にゆとりがある。精神的にも気持ちもゆとりがさ」
ヴィクターが口をはさんだ。
「だけど、だんだんそのゆとりがなくなる!?」
セドウィックがいった。
「だろうな。だけど苦しくなるのは向こうもだ!」
ジュールがいった。
「戦争の序盤と中盤、後半でずいぶん感じ方や意識が変わっているはずだよ。20年後思いだして、ああだったな、こうだったなってなると思う」




2


アガメムノンの母船


「女でも抑えられていなけりゃ、アガメムノンなんて酒でも飲みながら、ゆったり盤に構えているんだ。心配ないさ。それにしてもさらわれたのはアガメムノンの娘か奥さんなのか」
「いや、しらない」
「ゆったりと戦争なんて不謹慎であるのも確かだが…恐怖におびえてギスギスしていても総大将失格だ。いやいややればいいというものでもないし、ゲームみたいに考えすぎるのもアウトだがな」
「医者の患者に対する心構えみたいな話だな。よし、私が動こう。我が配下の魔界四武者をくりだしてみる!!」


その男は魔界のフォールスチャートという魔族だった。
魔界四武者とは?




3



レベルラハムが配下のビューテイナイト、ライオンナイト、サンドグラス(砂時計)と会議をしている。

彼女は心痛をもって配慮した。
はて、どうしたものか?
アリスタンダー程度なら判断も容易だが、魔界のネクロポリスの連合と時空戦士が衝突しているとなれば、どちらに味方についていいのやら。
日和見のようなのは虫が好かないともいっていられない。
ラフムとラハムの世界はこの宇宙より彼方のさらに彼方。
意思疎通が通じないほど別次元の世界だ。
そこがレベルラハムもしくはマハーラタの故郷。
かたやネクロポリス。
レベルラハムは知識になかったが、かくある異世界のひとつだろうと考えた。

「…ぬうう、こっちの世界という形を大事に取って時空戦士の味方をするか。異国の異形のものたちに立ち入られるのも好まぬ。しかしネクロポリスの連合とはどれほどの程度か…」


レベルラハムは参戦の意思をビューティナイトにたくし、時空警察に派遣した。
だが、デッキでみはりにたっていたエパフロデットが勘違いし攻撃を仕掛けてしまう。
レベルラハムはその報告をきいて怒り狂い、ネクロポリスの連合に肩入れする決意に至る。




4



レベルラハムの容姿は美女の形をとるが、実態はロボットで移動携帯電話ともいえる。
本体のマハーラタと容姿の関係はどうなのだろう。
だれもマハーラタをみたことはないが、間接的に面影を宿しているらしい。

そのレベルラハムはアガメムノンの母船にもぐりこんだ。
アガメムノンの部屋、いきなりあらわれたレベルラハムにアガメムノンは驚いた。

(こちらのオート監視システムやバリアをなんなくかわすとは…そうとうの魔力をもっているとみた)
「…」
アガメムノンは優位にことを運ぼうと考えたが、どう切り出していいのか思い浮かばなかった。
「そちらがアガメムノンか」
レベルラハムはきりだしてきた。

そのとき、アガメムノンの腹心の男がドアを開けて入ってきた。
「入るぞ、アガメムノン…なんだ、この御婦人は?誰だ」


そういうわけで、マハーラタはアガメムノンの腹心の男と恋仲になった。
そうして巨大戦争の歴史は進んでいく。




5


ジュール 「打診してきたよ…」

魔界四武者とくじびきで対戦相手を決めるという。
四人のソルジャーをそろえるよう要求してきた。

セドウィック 「それで、一対一で4試合したあとどうするんだ?」
ジュール 「むこうによると、生き残りでもういちどくじを引くっていうよ」
エパフロデット 「ふーん、勝ち負けしだいであべこべになるような」
ジュール 「一旦休みで繰り越すって」



6



アガメムノン 「競技のような戦争か…たしかにネクロポリスに伝わるが。いいところと悪いところがある。そう簡単に相手の戦力を削げるか」
腹心の男 「なに、こっちが実力で勝れば向こうの戦意にひびく。お互い軍事力を消耗せずに方針を転換させることができる。デスマッチとはいえ死はないだろう。この戦争…馬鹿力の綱引きというよりパズルのような頭脳戦のほうがメモリの針が傾いておる」



7


みんな 「やる気がありすぎてもファウルをとられる!!」
テモテ 「そんなのルールを守れない言い訳じゃないの」
ステファノ 「今回はスポーツの試合じゃない。ルール無用のデスマッチといってきている!だが、戦争をテレビで中継するな!!」
ビシとステファノは言い放った。


フォールスチャート 「面白くなってきた…」
アガメムノン 「面白くなるか…いまいちひっかかるが」














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